昨日泊まった宿でカラオケをしたときに、「あの頃」という項目で検索したところ、私が15歳の頃の歌を一番記憶していることが分かりました。
私が大学生のときに、家族が引っ越しをすることになり、私が毎月買っていた大量の「明星と歌本」を捨てていいか聞かれたことを思い出し、その時は「ダメ」と断ったので、新たな我が家に戻ったときの私の部屋には、大量の「明星と歌本」が置いてありました。
それが「あの頃」につながっていたのかと思い馳りながら天地真理さんの「想い出のセレナーデ」を歌いました。「♪あんなに素晴らしい愛が何故に今はとどかないのあなたのあの胸に…。♪」
引っ越しの際の話になると家族から、「明星と歌本」は段ボール何箱分もあって一番運ぶのが大変だったと責められ、私はその時、どうしてこれほど多くの明星を持っているのか、自問自答しました。
最終的に、過去の思い出を後ろ向きに引っ張るのではなく、前向きに新しい未来を迎えるためには、時には手放すことも必要だと悟り、明星を捨てたわけですが、心の中にはその時の記憶がしっかりと残っています。
昭和ブームの今、取っておけば売れたかも。これこそが「想い出のセレナーデ」なのです。