つかさ’s blog

時の流れに身をまかせ、人生は死ぬまでの暇潰しだと思っている今日この頃です。

戦時下の女性の成長と愛情

長谷川博己さんと二階堂ふみさんの魅力的な演技に惹かれ、この映画をレンタルしました。

この国の空」は、戦時中の日本を舞台にした物語で、東京大空襲が迫る中、母と二人で暮らす20歳の主人公・里子が、戦時下の厳しい環境の中で女性としての成長を模索する姿を描きます。

戦争が進むにつれ、里子は家族や友人との別れ、そして日々の生活における不安や孤独感と向き合わなければなりません。そんな中、隣人の中年男性である市毛に惹かれ、彼との関係に一種の安らぎを見出すようになります。二人は密かに愛を育むが、戦争という過酷な現実が二人の関係を徐々に蝕んでいきます。

戦争という異常な状況下での人間の心の葛藤や愛情の儚さを繊細に描き出した作品で、観終わった後も深い余韻が残る映画でした。主演二人の演技が特に印象的で、物語の感動をさらに引き立てていました。